よい枕の段(忍たま乱太郎26期18話)
「よい枕の段」
忍たま乱太郎26期18話
忍術学園、という本の一ページ。
今回は浜守一郎回。
編入して暫く経つ彼を気遣い、自分の庵に招いた学園長先生、なのだが。
手土産にと渡した自叙伝を「枕にでも」というわ、内容は脚色もりもりだわで、どこから突っ込めばいいのやら。
自慢話が続くうち、やがて守一郎は本当に本を枕にして眠ってしまうが、それでも学園長は「良い枕になっただろう?」と満更でもない様子。あの、あなたの著書なんですけど…。
ところで自叙伝というと、自分の功績を記録(もしくは自慢)するタイプと、後世に役立つ情報を遺すタイプとに分かれるだろうが、学園長のそれはどう考えても前者であろう。
しかし、彼が開いた忍術学園という学びの場は、後者の自叙伝の役割を果たしているのかもしれない。
忍術学園は、大川平次渦正の自叙伝かつ忍法書であると言えるのかもしれない。